オーナー様の声

株式会社SIN 代表取締役社長

大西 正剛

  • とりの助 さぬき浜街道丸亀店 ・ 東予店 ・ 観音寺店 計3店舗を運営

爆発的な売上よりも、長く愛される店舗を
地域にない食文化で3店舗を展開

加盟までの経緯を教えてください。

私は以前、複数のフランチャイズビジネスに加盟するフランチャイジーに勤めていました。その企業では、四国で最初となるフライドチキンチェーンの店長を務めたり、別のイタリア料理ブランドなどに勤務をしていました。ですから、地域の人流や客層を知ることができ、どのような立地に店舗を出すと良いか、という経験を積むことができました。 今の株式会社SINを立ち上げてからは、非日常の食、例えば焼肉などの店舗を運営していました。しかし、限られたビジネスだけだと、環境の変化に弱いと感じていました。だから、日常食の店舗を出そうということになりました。最初から決めていた条件は2つ、手鍋一つのシンプルオペレーションであること、そして日常食であること。 かつて務めていたイタリア料理店では、手鍋一つで調理をするオペレーションが確立されており、簡単な調理で美味しい料理を作るということが強みだと感じていました。 地元香川県はうどんの文化が根強い場所。今更始めても、同じ山を奪い合うばかりで成功した姿を想像できません。そこで考えていたのがラーメンです。実は香川では、ラーメンを食べるという文化が薄い土地なんです。でも、私が考えていたのは、「美味しい店がないからラーメンを食べないんじゃないか」という仮説。数少ないラーメン店も、地元でよく穫れるカタクチイワシを使った、煮干しラーメン。個人的には煮干しはうどんだけで良いだろうと(笑)だから、濃厚で、幅広い人に受け入れられるようなラーメンブランドを探していました。 そんな折、知り合いからとりの助を紹介してもらいました。聞くと、私が求めていたような簡易オペレーションで、かつ地元にほとんどない豚骨や鶏白湯ラーメンとのこと。 興味をもちましたが、オペレーションの簡易さと味は反比例しがち。簡易オペレーションでも味が悪ければ意味がありませんよね。ですが、実際にとりの助のラーメンをを食べて「これなら行ける」と確信。加盟に至りました。

オープンしてからの苦労はありましたか?

加盟後、姫路や松山など、既にラーメンの競合が多い地域への出店にトライしたこともありました。そういう地域だと、初月は信じられないほどの売上を記録する一方、質の高いサービスを提供する事ができず、競合店などの影響もあり、売り上げが急降下したこともありました。家賃なども高額だったため、結果として、投資を回収できないうちに閉店を迎えてしまったこともありました。

とりの助の強みはどのようなところでしょう。

2020年からの3年間を振り返ると、とりの助があったからコロナ禍を乗り切れたと言っても過言ではありません。他の飲食ビジネスと比較をすると、とりの助はコロナ禍でも売り上げがさほど下がりませんでした。2023年に規制が解除になっても売り上げが戻らないビジネスもあるなか、赤字を出さずに安定した利益を生んでくれたとりの助は、経営者としてとても心強い存在です。本当は他の店を閉店してとりの助にしたい位ですよ。 先程、激戦区で失敗したという話をしましたが、一方で長く続く店舗は根強い人気を誇っています。例えば、とりの助観音寺店は近隣に有名ラーメン店がいくつか出店してきましたが、影響はほとんどありません。現在運営している3店舗は、2012年、2015年、2016年にオープンをしたのですが、いずれも長期間にわたり売上が安定しています。

今後の目標を教えてください。

当社はエリア本部として、ウィズリンクと一緒にとりの助を盛り上げていきたいと思っています。他の一部フランチャイズ本部と違い、ウィズリンクは加盟店の話を親身に聞いてくれる。新規物件など、加盟店にメリットがある話を紹介してくれることもあるんです。 とはいえ、加盟店として、とりの助をより魅力的なブランドにするための提案もどんどん行っていこうと思います。 今後は四国はもちろんのこと、対岸の岡山などにも出店をしたい,。四国にもチャンスはあり、たまに魅力的な物件が出てくることもあります。3店舗では少ないと思うので、現時点での目標店舗数は5。ただ、長く愛される店にしたいので、じっくりと条件を見据えて出店をしてきたいですね。

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